勉強スタート
人間なにがきっかけでやる気になるかはわからないものだ。もしかしたらこの時のことがなければ筆者はいまだに廃人だったかもしれない。
理由はなんであれ、勉強をやろうと決意した。まずは志望校選び。実際その当時は、自分がどこの大学なら可能性があるのか全くわからなかった。
難関校といってもどれほど難関なのか?じゃあ中堅校なら頑張ればはいれるのか?
検討すらつかなかった。
わからなかったのでとりあえず、家計にやさしい国立大学を目指すことにした。筆者は一応理系のクラスに属していたので理系の教科を中心に勉強を始めた。
とは言っても何をどっから始めていいか全くわからなかった。
このとき十月後半。
最初は情報を必死で集めていた。とりあえず国立大学を受けるにはセンター試験を受けなければいけないことがわかりそれを目標にすることにした。
いろいろな情報を調べれば調べるほど今の自分の状況が絶望的だということを知り焦りだけが増していった。
それでも筆者は「うそを本当にしてやる」という気持ちだけで頑張っていた。そして色々考えた結果国立にいまから行くのであれば
私立は捨てなければならない。センター試験の結果にウエイトを置いている学科を目指さないと現役での合格はありえないことを何となく悟った。
そしてセンター試験の対策だけをすることを決意する。
そこでとった教科が国語(現代文だけ)数学IA、UB、政治経済、英語、化学、物理。
もちろんガチでやったら現代文以外偏差値30前後だ。
現代文はなぜかフィーリングでとけていたので偏差値57くらいはあった。
どっから手を付けるか、途方に暮れてたが、まずは「1週間半後のマーク模試でもう一度、今度は実力で、一つの教科でランキングに乗ろう」と決意した。
思い込みが激しい体質だったのでできると思い込んでいた。
それが唯一の強みだったのかもしれない。
理解系の教科は伸びるまで時間がかかるから、まずは暗記系から攻めることにした。
選んだ教科は政治経済。これは極めれば安定して高得点が狙えるらしいから迷わず選んだ。予備校でさっそく教材を買い、勉強を始める
ことにした。
なめてた。
予備校の参考書だけで合計300ページは楽に超えていたであろう。でもチューターいわくこれをマスターすればかなりの高得点が狙えるとのことだったのでその言葉を信じてさっそくその日から勉強を始めた。
その1週間は学校にいても家にいても常にその教科書を見ていた。休み時間も自分の席でもくもくと読みふけり、授業中に怒られても、怒られても気にしないでずっと政経だけをひたすらやっていた。
寝ても覚めても政治経済。数日たった頃から政治経済の勉強をしている夢も見始めた。
そうまでしなければまずランキングに乗ることなど不可能だということはさすがにわかっていた。泣きそうになりながら勉強していたが周りの人を裏切りたくないという一心があったからこそがんばれたのだと思う。
なんとか五日くらいで2周終わらせたが、センター試験の過去問をやっても70点を超えることはなかった。
もう一周やり、そっからは過去問をひたすらやった。
そしていつの間にか模試の日が来ていていつのまにか終わっていた。
なんと採点したら80点取れていた!
一か月後の結果では残念ながら校内ランキング6位でランキングに乗るには五位からなので乗れなかったが
かなりの自信になったことは確かだった。
他の教科は惨敗だったがこのとき初めて自分の力で高得点することができた。
周りのみんなは前の模試はまぐれだったな!って言ってたけどチューターはそんなことは気にせずに「政経をこんな短時間で仕上げるなんてすごい」と言ってくれたことを覚えている。
本当に頑張ったことを初めて認められたから泣きそうになるくらいうれしかった。
模試も終わり一息ついたけど、まだ一教科しかやっていない。本当に頑張らないと行けないのはこれからだ。
この時既に11月中旬
センター試験まで二か月ちょっと。
とりあえず理解系の数学から始めることにした。なんと一番の基礎である教科書がめちゃくちゃ難しい。中学でマスターしたはずのこともうる覚え程度でほとんど意味不明。
まずは中学の関数の基礎などから始めた。
中学の時は数学はちゃんとやっていたので思い出すまでにはそこまで時間がかからなかったが、それでも結構なタイムロスだった。
試験までに数学の応用編に突入するのは不可能だと悟った筆者は徹底的に基礎だけに特化した勉強をしていった。
幸いにもセンター試験の問題は基礎事項しかでない。それにパターン化されている。センター試験に的を絞った筆者はまず教科書を徹底的にに読み込んで、例題を解きまくり、それが終わったらチャート式の黄色い奴の基礎問題を解きまくった。それがひと段落したら応用問題には手をださずに、センター試験の過去問だけを徹底的に解き続けた。たぶん過去十年間の本試、追試を二周はしただろう。
科学は十二月中旬から始めて、教科書、基本的な参考書を徹底的に暗記した。
他の教科も同様だ。応用問題には一切手をださずに基本事項だけ徹底的にやりこんだ。
ただ、英語だけはなによりも読み込む必要があったから時間がなかった現役時代はいい点がとれなかった。それでも成績は伸びた。
みんなよりスタートが遅かった分必死になって勉強した。3年間勉強をさぼっていただけあって地獄の頑張りをした。
最低でも1日12時間は勉強していた記憶がある
前項:【 予備校に入る】 次項:【センター試験】
筆者の受験勉強時代